本記事の信頼性
- 2012年9月~2013年8月にマイケル・ジョーダンの母校「ノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC)」で客員研究員として働いた経験があり,アメリカの大学バスケ(NCAA)やNBAに詳しい.また,日本のバスケやBリーグも詳しい.
- 2020年1月~現在はアメリカのノースカロライナ州チャペルヒル(UNCがある町)にあるGuarantee Happiness LLCでCTO,2022年6月~現在はアメリカのノースカロライナ州チャペルヒルにあるJapanese Tar Heel, Inc.のCEO兼CTOとして働いているので,アメリカの最新のバスケに詳しい.
- マイケル・ジョーダンに関する記事を50本以上,ノースカロライナ州やUNCに関する記事を200本以上,バスケに関する記事を50本以上執筆.
- 中高はバスケ部で,中学は千葉県ベスト8,高校は千葉県ベスト16.UNCの学生やノースカロライナ州の地元の方と一緒にアメリカのバスケの経験あり.
こういった私が解説していきます.
2003~2021年にノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC)男子バスケ部のコーチ「ロイ・ウィリアムズ」によるドリーム選手10選を紹介します.
動画の公開日は2020年7月16日なので,ロイ・ウィリアムズは,コーチに就任して指導した2003~2020年シーズンの選手から選んでいます.
なので,1981~1984年にUNCの選手だったマイケル・ジョーダンや,2020~2021年シーズンの選手は入っていませんので注意して下さい.
UNCにはマイケル・ジョーダン以外にもすごい選手がたくさんいます!
ロイ・ウィリアムズを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
マイケル・ジョーダンの大学時代の活躍を詳しく知りたいあなたはこちらの記事をどうぞ.
それでは,以下の10のカテゴリーで選ばれた10人の選手と,UNCの選手だったシーズンを紹介していきます.
目次
THE QUATERBACK:パスセンスに優れた選手「ケンドール・マーシャル」
THE QUATERBACKには,ケンドール・マーシャル(2010~2012年)が選ばれました.
ケンドール・マーシャルは,2010~2012年シーズンにUNCでポイント・ガードとして活躍しました.
平均アシスト数は,2010~2011年シーズンは6.2,2010~2011年シーズンは9.8を記録しています.
2012年に大学のベストポイント・ガードの選手が受賞するボブ・クージー賞に選ばれているので,順当な結果ですね.
ロイ・ウィリアムズによるケンドール・マーシャルへのコメントは以下になります.
- 速攻で走るビッグマンに良いパスを供給することで次も走りたくなる好循環を発生したこと
- インサイドにドライブした時にバウンドパスや,3Pシューターにナイスパスをしてアシストを量産したこと
ケンドール・マーシャルを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
THE CLUTCH GENE:クラッチタイムに強い選手「マーカス・ペイジ」
THE CLUTCH GENEには,マーカス・ペイジ(2012~2016年)が選ばれました.
マーカス・ペイジは1年生からポイント・ガードとシューティング・ガードとしてスターティング5で活躍した選手で,4年生(2015~2016年シーズン)の時のNCAAトーナメントの決勝でビラノバ大学相手にクラッチタイムで決めた同点3Pが決め手になりました.
ロイ・ウィリアムズによるマーカス・ペイジへのコメントは以下になります.
- 2016年のNCAAトーナメントの決勝でビラノバ大学相手に後半残り5秒でダブル or トリプルクラッチの同点3Pを決めたこと
- 直後のビラノバ大学のクリス・ジェンキンスによる3Pのブザービーターで惜しくも敗退してしまいましたが,もし延長戦で勝利して優勝したらマイケル・ジョーダンが1982年のNCAAトーナメントの決勝で決めたウイニングショット「The First Shot」を塗り替える新しいショットになったこと
ロイ・ウィリアムズにとって,マーカス・ペイジは悲劇の主人公のような印象を受けました.
マーカス・ペイジを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
THE COACH:コート上でコーチできる選手「ショーン・メイ」
THE COACHには,ショーン・メイ(2002~2005年)が選ばれました.
THE COARCHはコート上の監督で,スラムダンクだと藤真に近いです.
ただ,藤真のポジションはポイント・ガードですが,ショーン・メイのポジションはセンターなので,ポイント・ガードのような司令塔の役割を持つポイント・センターという役割ですね.
また,ショーン・メイは2005年にNCAAチャンピオンに輝いています.
ロイ・ウィリアムズによるショーン・メイへのコメントは以下になります.
- 2005年のNCAAトーナメントで優勝した時のセンターで,みんながプレイする場所を把握していたこと
- これまでにコーチしたスターティング5の中で最も身長が低いチームで牽引してくれたこと
ショーン・メイを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
THE ATHLETIC WONDER:身体能力が高い選手「タイ・ローソン」
THE ATHLETIC WONDERには,タイ・ローソン(2006~2009年)が選ばれました.
タイ・ローソンはケンドール・マーシャルと同じくボブ・クージー賞を受賞しただけでなく,2009年にNCAAチャンピオンになっています.
ロイ・ウィリアムズによるタイ・ローソンへのコメントは以下になります.
- 体育館から飛び出して,ボールをリングにダンクするような凄まじい足取りと期待感を持つ選手であること
- 2009年のNCAAトーナメントの決勝で,コートから飛び出してボールを獲得し,ミシガン州立大学相手に8スティールしたこと(現在まで最高記録)
タイ・ローソンのコートから飛び出してボールを獲得するシーンは,スラムダンクの桜木花道の山王戦でのプレイを思い出しました.(桜木花道は,その後に背中を痛めてしまいましたね...)
タイ・ローソンを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
THE SHOOTER:シュート力が高い選手「ウェイン・エリントン」
THE SHOOTERには,ウェイン・エリントン(2006~2009年)が選ばれました.
ウェイン・エリントンのポジションはシューティング・ガードで,タイ・ローソンと同じく2009年にNCAAチャンピオンを獲得しています.
ロイ・ウィリアムズによるウェイン・エリントンへのコメントは以下になります.
- 2009年のNCAAトーナメントの決勝でMVPに選ばれていること(決勝では19得点,シュートは12本中7本成功)
- 上記の決勝のような大舞台で活躍し,たくさんのジャンプショットを決めたこと
ウェイン・エリントンを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
THE BUCKET GETTER:安定して得点できる選手「タイラー・ハンズブロー」
THE BUCKET GETTERには,タイラー・ハンズブロー(2005~2009年)が選ばれました.
タイラー・ハンズブローのポジションはパワー・フォワードとセンターで,同じく2009年にNCAAチャンピオンを獲得しています.
タイラー・ハンズブローの背番号#50は,マイケル・ジョーダンの背番号#23と同じくUNCの永久欠番になっています!
タイラー・ハンズブローのジャージは,ディーン・スミス・センターの最上段の一番右に掲げられていますので,興味があるあなたはこちらの記事をどうぞ.
ロイ・ウィリアムズによるタイラー・ハンズブローへのコメントは以下になります.
- 2Pは60%に近い確率でシュートを決めること
- 約80%の確率でフリースローを決めること
得点が止まって困った時は,タイラー・ハンズブローにボールを渡せば決めてくれるエースだったことがわかりますね.
タイラー・ハンズブローを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
THE LOCKDOWN DEFENDER:堅いディフェンスをする選手「ジャッキー・マニュエル」
THE LOCKDOWN DEFENDERには,ジャッキー・マニュエル(2001~2005年)が選ばれました.
ジャッキー・マニュエルのポジションはシューティング・ガードで,2005年のNCAAトーナメントで優勝しています.
ロイ・ウィリアムズによるジャッキー・マニュエルへのコメントは以下になります.
- レイモンド・フェルトンやショーン・メイと同様に得点源だったこと
- スクリーンをチェイスしてボールの前に入ることで,アウトサイドのシューターが得点しにくくしたこと
ジャッキー・マニュエルを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
THE GLUE GUY:接着剤(潤滑油)のような役割をする選手「マービン・ウィリアムズ」
THE GLUE GUYには,マービン・ウィリアムズ(2004~2005年)が選ばれました.
マービン・ウィリアムズのポジションはスモール・フォワードとパワー・フォワードで,2005年にNCAAチャンピオンに輝いています.
マービン・ウィリアムズは,スターティング5ではなくシックスマンの役割でした.
ロイ・ウィリアムズによるマービン・ウィリアムズへのコメントは以下になります.
- チームメイトに良い影響を与え,たくさんのことを成し遂げたこと
- スターティング5ではなかったが,チームメイトをより良くプレイできるようにしたこと
マービン・ウィリアムズはシックスマン賞を受賞するような貢献をしていることがわかります.
マービン・ウィリアムズを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
THE DIRTY WORKER:泥臭い汚れ仕事をする選手「ジョン・ヘンソン」
THE DIRTY WORKERには,ジョン・ヘンソン(2009~2012年)が選ばれました.
ジョン・ヘンソンのポジションは,パワー・フォワードとセンターで,2009年にNCAAチャンピオンに輝いています.
ロイ・ウィリアムズによるジョン・ヘンソンへのコメントは以下になります.
- ACC(UNCが所属するカンファレンス地区)でトップ3か4のリバウンドを獲得し,ACCの最優秀守備選手賞に2年連続で選ばれたこと(2011,2012年)
- 多くのブロックを記録していること
- 長いリーチを持っていること
- ロイ・ウィリアムズがガードする全ての選手に対してブロックを狙うように指導した唯一の選手であること(※ほとんどの場合はファウルになる)
ジョン・ヘンソンのディフェンスをとても信頼していたことがわかります.
ジョン・ヘンソンを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
THE CAPTAIN:キャプテンの選手「デビッド・ノエル」
THE CAPTAINには,デビッド・ノエル(2002~2006年)が選ばれました.
デビッド・ノエルのポジションはスモール・フォワードで,2005年にNCAAチャンピオンに輝いています.
ロイ・ウィリアムズによるデビッド・ノエルへのコメントは以下になります.
- 2005年のチームでは,(マービン・ウィリアムズと同様に)デビッド・ノエルはスターティング5ではなく,シックスマンという役割だったこと
- 続く2006年では,(他の選手はNBAドラフトにアーリーエントリー or エントリーしましたが),NBAにエントリーせずに大学に残ってくれて最多得点の選手としてチームを支えてくれて,NCAAトーナメントでは第3シードを獲得できたこと
- オンコートやオフコートでチームのリーダーとして貢献してくれたことに,とても感謝をしていること
NBAでは,2006以降は「19歳以上で高校を卒業してから1年間以上経過した者」しかNBAにエントリーできない制度なため,1年だけ大学に所属してNBAにアーリーエントリーする「One-and-Done」の選手が続出する問題が発生しています.
1年毎にチームがガラッと変わったら,アメリカの大学のコーチは大変ですよね.
もちろん高校卒業ですぐにNBAで活躍できる能力があるレブロン・ジェームズやコービー・ブライアントのような選手は,大学にいかなくても良いという意見もあります.
上記の問題があるため,デビッド・ノエルがチームに残る決断をしてくれたことに,ロイ・ウィリアムズがとても感謝していることがわかります.
デビッド・ノエルを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
まとめ
UNCのコーチのロイ・ウィリアムズによるドリーム選手10選を紹介しました.
UNCにはマイケル・ジョーダン以外にもすごい選手がたくさんいることがわかりました.
特に,マイケル・ジョーダン(背番号#23)と同じくUNCの永久欠番になったタイラー・ハンズブロー(背番号#50)は是非覚えて下さい!
UNCで永久欠番の選手を知りたいあなたはこちらからどうぞ.
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