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サム・パーキンス:マイケル・ジョーダンが大学時代に優勝した時の名センター

2021年5月12日

本記事の信頼性

  • 2012年9月~2013年8月にマイケル・ジョーダンの母校「ノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC)」で客員研究員として働いた経験があり,アメリカの大学バスケ(NCAA)やNBAに詳しい.また,日本のバスケやBリーグも詳しい.
  • 2020年1月~現在はアメリカのノースカロライナ州チャペルヒル(UNCがある町)にあるGuarantee Happiness LLCでCTO,2022年6月~現在はアメリカのノースカロライナ州チャペルヒルにあるJapanese Tar Heel, Inc.のCEO兼CTOとして働いているので,アメリカの最新のバスケに詳しい
  • マイケル・ジョーダンに関する記事を50本以上,ノースカロライナ州やUNCに関する記事を200本以上,バスケに関する記事を50本以上執筆.
  • 中高はバスケ部で,中学は千葉県ベスト8,高校は千葉県ベスト16.UNCの学生やノースカロライナ州の地元の方と一緒にアメリカのバスケの経験あり

こういった私が解説していきます.

サム・パーキンス

サム・パーキンスは,1980~1984年にノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC)で活躍した選手です.

サム・パーキンスのポジションは,パワー・フォワードとセンターです.

UNCでは,サム・パーキンスは主にセンターとしてプレイしていました.

サム・パーキンスはシュートレンジが広く左利きであることが特徴です.

サム・パーキンスは,以下の3つのニックネームがあります.

  • Big Smooth:206cm(6.9フィート)の巨体で柔軟なプレイをするため(スラムダンクの翔陽の花形に似ています)
  • Sleepy Sam:いつも眠そうな顔をしているため
  • The Big Easy:NBAキャリアの後期は(パワー・フォワードやセンターのポジションで)3Pシュートの名手だったため(現代NBAのさきがけ)

サム・パーキンスの解説動画はこちらです.

サム・パーキンスの大学時代の活躍

サム・パーキンスの1990~1994年の大学時代の活躍を紹介していきます.

サム・パーキンスは,1991~1994年にマイケル・ジョーダンとチームメイトでした.

以下にサム・パーキンス(背番号#41)とマイケル・ジョーダン(背番号#23)の2ショットです.とても仲が良さそうですね!

1981年3月7日:ACCトーナメント優勝とMVP受賞

1981年3月7日のACCトーナメントの決勝でUNCはメリーランド大学に61-60で勝利しました.

サム・パーキンスは1年生でスターティング5として活躍し,ACCトーナメントでMVPを受賞しました.

1982年3月29日:NCAAトーナメント優勝

サム・パーキンスは,1982年3月29日のNCAAトーナメントの決勝で,マイケル・ジョーダンやジェームズ・ウォージーと共にジョージタウン大学に63-62で勝利し,優勝しました.

この試合では,ジェームズ・ウォージーは28得点,4リバウンド,マイケル・ジョーダンは16得点,9リバウンドの活躍でした.

これに対して,サム・パーキンスは10得点,7リバウンドなのでチームの貢献度は低く見えます.

しかし,ジョージタウン大学のエースセンターのパトリック・ユーイングとマッチアップする等,数字として成績(スタッツ)に残らない部分でチームの勝利に貢献しました.

サム・パーキンスが泥臭い仕事をしていたからこそ,ジェームズ・ウォージーやマイケル・ジョーダンが多く得点できて勝利したといっても過言ではありません.

縁の下の力持ちですね!

1982年のNCAAトーナメントでスターティング5だったマイケル・ジョーダン,ジェームス・ウォージー,ジミー・ブラック,マット・ドハーティを知りたいあなたはこちらからどうぞ.

大学時代の受賞歴

サム・パーキンスの大学時代の受賞歴は以下になります.とてもすごいことがわかります.

  • ACC Rookie-of-the-Year(1981年)
  • ACC Tournament MVP(1981年)
  • Second-team All-America(1982年)
  • First-team All-America(1983,1984年)
  • USA Basketball Male Athlete of the Year(1984年)(マイケル・ジョーダンと同時受賞)

サム・パーキンスのNBA時代の活躍

サム・パーキンスは,1984年のNBAドラフトに1巡目4位でダラス・マーベリックスに指名されました.(マイケル・ジョーダンは1巡目3位なので,次の順位です.)

サム・パーキンスは,NBAで1984~2001年に活躍しました.

  • 1984~1990年:ダラス・マーベリックス
  • 1990~1993年:ロサンゼルス・レイカーズ
  • 1993~1998年:シアトル・スーパーソニックス
  • 1998~2001年:インディアナ・ペイサーズ

1984~1990年:ダラス・マーベリックス時代の活躍

ダラス・マーベリックス時代の活躍を紹介します.

サム・パーキンスの背番号は1984~1986年シーズンは#41,1986~1990年シーズンは#44です.

1984~1985年:ルーキーシーズンのハイライト動画

1984~1985年のルーキーシーズンのハイライト動画です.

1990~1993年:ロサンゼルス・レイカーズ時代の活躍

ロサンゼルス・レイカーズ時代の活躍を紹介します.

サム・パーキンスの背番号は1990~1992年シーズンは#14,1992~1993年シーズンは#40です.

1991年6月2日:NBAファイナル第1戦のウイニングショット

NBAファイナルのシカゴ・ブルズとの第1戦で89-91と2点差で負けている時,サム・パーキンスは後半残り14秒で3Pのウイニングショットを決めて92-91と逆転しました.

そのまま逃げ切ってロサンゼルス・レイカーズはシカゴ・ブルズに93-91で勝利しました.

1:37:22でサム・パーキンスのウイニングショットを観ましょう!

1993~1998年:シアトル・スーパーソニックス時代の活躍

1993~1998年のシアトル・スーパーソニックス時代の活躍を紹介します.

サム・パーキンスの背番号は#14です.

サム・パーキンスは,1992年のシアトル・スーパーソニックスに移籍した後に,3Pシューターに転向しました.

サム・パーキンスの1992~1995年の成績を下表に示します.平均3Pシュート数の割合(= 平均3Pシュート数 / 平均シュート数の合計)が0.09,0.15,0.34と増加していることがわかります.

平均2Pシュート数平均3Pシュート数平均シュート数の合計平均3Pシュート数/
平均シュート数の合計
1992~19939.20.910.10.09 (= 0.9 / 10.1)
1993~19947.71.49.10.15 (= 1.4 / 9.1)
1994~19956.33.39.60.34 (= 3.3 / 9.6)

1993年5月8日:NBAプレーオフ1回戦の第5戦で20得点(4本の3P)の活躍

1993年5月8日のNBAプレーオフ1回戦のユタ・ジャズとの第5戦で,サム・パーキンス(背番号#14)の20得点(4本の3P)の活躍により100-92で勝利しました.

前半は30-39と厳しい状況だったのですが,第3Qでサム・パーキンスが11得点の活躍で第3Q終了時点で69-57と逆転に成功し,第4Qはそのまま逃げ切りました.

1995年1月10日:ゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で21得点(5本の3P)の活躍

サム・パーキンスは,1995年1月10日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で21得点(5本の3P)の活躍で,128-118で勝利しました.

1997年2月9日:NBA3Pシュートアウト

1997年のサム・パーキンスがグレン・ライスとのNBA3Pシュートアウト対決です.

NBA3Pシュートアウトは,NBAオールスターゲーム前の3Pシュートを競うゲームです.

サム・パーキンスはパワー・フォワードとセンターのインサイドポジションですが,NBA3Pシュートアウトに選ばれるほどの名3Pシューターであることがわかります.

1998~2001年:インディアナ・ペイサーズ時代の活躍

インディアナ・ペイサーズ時代の活躍を紹介します.

サム・パーキンスの背番号は#14です.

1999年5月11日:NBAプレーオフの第2戦で14分で14得点の活躍

1999年5月11日:NBAプレーオフのミルウォーキー・バックスとの第2戦で,サム・パーキンス(背番号#14)は14分で14得点の活躍でした.

試合はオーバータイムの末,インディアナ・ペイサーズがミルウォーキー・バックスに108-107で勝利しました.

インディアナ・ペイサーズ時代から主にシックスマンでの出場が多くなりましたが,試合を流れを変える名3Pシューターとして活躍していたことがわかります.

サム・パーキンスのアメリカ代表時代の活躍

サム・パーキンスのアメリカ代表時代の活躍を紹介します.

1979年:バスケットボールU-19世界選手権での活躍

サム・パーキンスは,1979年のバスケットボールU-19世界選手権でアメリカ代表として活躍し,金メダルを獲得しました.

ジェームズ・ウォージーもチームメイトでした.

動画は見つかり次第追加します.

1983年:パンアメリカン競技大会での活躍

サム・パーキンスは,1983年のパンアメリカン競技大会でアメリカ代表として活躍しました.

サム・パーキンスの背番号は#8です.

また,マイケル・ジョーダンとチームメイトでデュオとして活躍しました.

プエルトリコ代表戦の動画です.

1984年:ロサンゼルスオリンピックでの活躍

サム・パーキンスはアメリカ代表として,ロサンゼルスオリンピック前の練習試合でNBAオールスターを相手に全勝し,ロサンゼルスオリンピックも全勝して金メダルを獲得しました.

サム・パーキンスの背番号は#14です.

1984年7月31日:ロサンゼルスオリンピックのグループリーグのカナダ代表戦

ロサンゼルスオリンピックのグループリーグのカナダ代表戦のハイライト動画です.

アメリカ代表はカナダ代表に89-68で勝利しました.

サム・パーキンスは以下のシーンで得点しています.

  • 0:00:ゴール下の2Pフックシュート
  • 0:11:マイケル・ジョーダンのジャンプシュートのフェイクからのアシストによるサム・パーキンスの2Pロングシュート
  • 2:44:マイケル・ジョーダンのドライブからのアシストによる,サム・パーキンスの0度からの2Pジャンプシュート

まとめ

マイケル・ジョーダンが大学時代に優勝した時の名センター「サム・パーキンス」を紹介しました.

サム・パーキンスは1982年にジェームズ・ウォージーやマイケル・ジョーダンと共にNCAAトーナメントで優勝しました.

サム・パーキンスは,NBAのキャリア前期では優秀なインサイド選手,キャリア後期は名3Pシューターとして活躍しました.

偉大な黒子の選手です!

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