本記事の信頼性
- 2012年9月~2013年8月にマイケル・ジョーダンの母校「ノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC)」で客員研究員として働いた経験があり,アメリカの大学バスケ(NCAA)やNBAに詳しい.
- 2020年1月~現在はアメリカのノースカロライナ州チャペルヒル(UNCがある町)にあるスタートアップ「Guarantee Happiness LLC」でCTOとして働いているので,アメリカの最新のバスケに詳しい.(コロナの影響のため,2022年現在は日本からアメリカの仕事をリモートワーク.)
- 中高はバスケ部で,中学は千葉県ベスト8,高校は千葉県ベスト16.UNCの学生やノースカロライナの地元の方と一緒にアメリカのバスケの経験あり.
目次
- 1 ラシード・ウォーレス
- 2 ラシード・ウォーレスの名言「Ball Don't Lie!」
- 3 ラシード・ウォーレスの大学時代の活躍
- 4 ラシード・ウォーレスのNBA時代の活躍
- 4.1 1995~1996年:ワシントン・ブレッツ時代の活躍
- 4.2 1996~2004年:ポートランド・トレイルブレイザーズ時代の活躍
- 4.3 2004年:アトランタ・ホークス時代の活躍
- 4.4 2004~2009年:デトロイト・ピストンズ時代の活躍
- 4.4.1 2004年6月13日:NBAファイナルの第4試合で26得点,13リバウンドの活躍
- 4.4.2 2004年6月17日:デトロイト・ピストンズのNBA優勝パレードでのスピーチ
- 4.4.3 2004年のNBA優勝のドキュメンタリー
- 4.4.4 2004~2005年シーズン開始時:背番号を#30から#36に変更,昨シーズンにNBA優勝したチームメイトに世界ヘビー級王座のチャンピオンベルトのレプリカをプレゼント
- 4.4.5 2005年6月6日:NBAイースタン・カンファレンス・ファイナルの第7戦で20得点の活躍
- 4.4.6 2007年3月26日:デンバー・ナゲッツ戦で60フィートの同点ブザービーター3Pを決めてオーバータイムに突入
- 4.4.7 2007年5月24日:イースタン・カンファレンス・ファイナルの第2戦でウイニングショット
- 4.4.8 2008~2009年シーズンの開始時:背番号を#36から#30に変更
- 4.4.9 2008年11月14日:ロサンゼルス・レイカーズ戦で25得点の活躍
- 4.5 2009~2010年:ボストン・セルティックス時代の活躍
- 4.6 2010年8月10日:NBAの1度目の引退
- 4.7 2012~2013年:ニューヨーク・ニックス時代の活躍
- 4.8 2013年4月17日:NBAの2度目の引退
- 5 ラシード・ウォーレスのコーチ時代の活躍
- 6 まとめ
ラシード・ウォーレス
ラシード・ウォーレスは,1993~1995年にノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC)で活躍した選手です.
ラシード・ウォーレスのポジションは,パワー・フォワードとセンターを兼務するフォワード・センターです.
ラシード・ウォーレスは,テクニカルファウルが多いことで有名です.
2000~2001年のNBAレギュラーシーズンで最多41回のテクニカルファウル記録は,2021年現在まで破られていません.
ラシード・ウォーレスはフォワード・センターでありながら,3Pシュートも打てて身体能力が高いオールラウンドな選手です.
また,シュートタッチが柔らかく,スラムダンクだと花形のようなタイプです.
ラシード・ウォーレスの名言「Ball Don't Lie!」
ラシード・ウォーレスはテクニカルファウルを受けて審判に抗議する時,よく「Ball Don't Lie!」(ボールは嘘をつかない!)と叫びます.
「Ball Don't Lie!」に関する動画がありますので,紹介していきます.
「Ball Don't Lie!」と抗議するハイライト動画
「Ball Don't Lie!」と抗議するハイライト動画はこちらです.
2012年12月2日:フェニックス・サンズ戦でラシード・ウォーレスの発言「Ball Don't Lie!」により2回目のテクニカルファウルで退場
ラシード・ウォーレスは,フェニックス・サンズ戦でルイス・スコラにテクニカルファウルをしました.
そのテクニカルファウルのフリースローでフェニックス・サンズのゴラン・ドラギッチが外した後,「Ball Don't Lie!」と叫んだことにより2回目のテクニカルファウルで退場になりました.
この試合では,わずか1分25秒の出場でした.
2017年:TV番組「Area 21」で「Ball Don't Lie!」の質問に回答
2017年にTV番組「Area 21」で「Ball Don't Lie!」の質問に回答しました.
回答内容は,上記の2012年12月2日の「Ball Don't Lie!」に関することですので,是非観ましょう!
ラシード・ウォーレスの大学時代の活躍
ラシード・ウォーレスの大学時代の活躍を紹介していきます.
1995年にはSecond-team All-Americaに選ばれたことで,ラシード・ウォーレスの背番号#30のジャージが優秀選手としてディーン・スミス・センターに掲げられました.
UNCの永久欠番と優秀選手を知りたいあなたはこちらからどうぞ.
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UNC男子バスケ部の永久欠番と優秀選手
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また,UNCの同期にNBAで活躍したジェリー・スタックハウスがいます.
ジェリー・スタックハウスを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
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ジェリー・スタックハウス:マイケル・ジョーダンと同じ大学出身で1巡目3位指名された選手
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大学時代のハイライト動画
大学時代のハイライト動画は以下になります.
1995年2月2日:デューク大学戦で25得点の活躍
1995年2月2日のデューク大学戦で25得点の活躍でした.
ラシード・ウォーレスの活躍で,UNCはデューク大学にダブルオーバータイムの末102-100で勝利しました.
この試合を観たいあなたはこちらからどうぞ.
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UNCがライバルのデューク大学にメモリアル勝利をした試合
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ラシード・ウォーレスのNBA時代の活躍
ラシード・ウォーレスは,1995年のNBAドラフトでワシントン・ブレッツ(2021年現在ワシントン・ウィザーズ)に1巡目4位で指名されました.
ラシード・ウォーレスのNBA時代の活躍を紹介していきます.
1995~1996年:ワシントン・ブレッツ時代の活躍
1995~1996年のワシントン・ブレッツ(2021年現在ワシントン・ウィザーズ)時代の活躍を紹介していきます.
ラシード・ウォーレスの背番号は#30です.
1996年1月15日:シカゴ・ブルズ戦で2度のモンスターダンク
1996年1月15日のシカゴ・ブルズ戦で2度のモンスターダンクをした動画です.
- 1度目:UNCの先輩でシカゴ・ブルズのマイケル・ジョーダンに対するナイスカバーディフェンスからの速攻でダンク
- 2度目:ポストプレイからのダンク
どちらもシカゴ・ブルズの守備の名手「デニス・ロッドマン」からのダンクです.
マイケル・ジョーダンのNBA時代の活躍を知りたいあなたはこちらからどうぞ.
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マイケル・ジョーダンのNBA時代の活躍
こういった悩みにお答えします. こういった私が解説していきます. マイケル・ジョーダンのNBA時代の活躍は,とても長い記事です. 記事を全部読む時間がないあなたは,興味がある部分だけでも読んで頂ければ ...
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1996年2月10日:NBAオールスターのルーキーチャレンジでウイニングショット
1996年2月10日にNBAオールスターのルーキーチャレンジで,ラシード・ウォーレスは後半残り6.3秒でウイニングショットを決めました.
ラシード・ウォーレスの活躍で,イーストはウェストに94-92で勝利しました.
1996~2004年:ポートランド・トレイルブレイザーズ時代の活躍
1996~2004年のポートランド・トレイルブレイザーズ時代の活躍を紹介していきます.
ラシード・ウォーレスの背番号は#30です.
1997年2月15日:ヒューストン・ロケッツ戦でアキーム・オラジュワンとマッチアップ
1997年2月15日のヒューストン・ロケッツ戦で,ラシード・ウォーレスがアキーム・オラジュワンとマッチアップする動画です.
2:12でアキーム・オラジュワンの必殺技「ドリームシェイク」(止めることがほぼ不可能)をブロックしています!
ラシード・ウォーレスの活躍で,ポートランド・トレイルブレイザーズはヒューストン・ロケッツに109-105で勝利しました.
1998年2月3日:ニュージャージー・ネッツ戦でチームメイトのアルヴィーダス・サボニスと合計47得点,21リバウンドの活躍
1998年2月3日のニュージャージー・ネッツ(2021年現在ブルックリン・ネッツ)戦で,ラシード・ウォーレスはチームメイトのアルヴィーダス・サボニスと合計47得点,21リバウンドの活躍でした.
ラシード・ウォーレスとアルヴィーダス・サボニスの活躍で,ポートランド・トレイルブレイザーズはニュージャージー・ネッツに98-97で勝利しました.
第4Q終盤は劇的な試合展開ですので,是非観ましょう!
2000年2月13日:NBAオールスターゲーム初出場
2000年2月13日のNBAオールスターゲームにリザーブで初出場しました.
※2001,2006,2008年もNBAオールスターゲームに出場しています.
また,UNCの同期のジェリー・スタックハウスも初出場です.
ラシード・ウォーレスが所属するウェストはイーストに137-126で勝利しました.
2000~2001年シーズンで最多41回のテクニカルファウル【NBAのレギュラーシーズン記録】
2000~2001年シーズンで最多41回のテクニカルファウルを受けました.
これは,NBAのレギュラーシーズン記録となり,2021年現在破られていません.
NBAレギュラーシーズンの41回のトリプルダブルより破ることが難しいNBA記録として語られています.
2001年2月20日:デンバー・ナゲッツ戦で42得点(キャリアハイ),4アシスト,1テクニカルファウル(?)の活躍
デンバー・ナゲッツ戦で42得点(キャリアハイ),4アシスト,1テクニカルファウル(?)の活躍でした.(最後のは違うような...)
ラシード・ウォーレスの活躍で,ポートランド・トレイルブレイザーズはデンバー・ナゲッツに104-94で勝利しました.
ハイライト動画は以下です.(4:43でテクニカルファウルを受けています.)
2004年:アトランタ・ホークス時代の活躍
2004年のアトランタ・ホークス時代の活躍を紹介していきます.
ラシード・ウォーレスの背番号は#36です.
2004年2月18日:ニュージャージー・ネッツ戦で20得点の活躍
2004年2月18日のニュージャージー・ネッツ戦で20得点の活躍でした.
アトランタ・ホークスはニュージャージー・ネッツに92-98で惜敗しました.
※この試合がアトランタ・ホークスでの唯一の試合になりました.
2004~2009年:デトロイト・ピストンズ時代の活躍
2004~2009年のデトロイト・ピストンズ時代の活躍を紹介していきます.
ラシード・ウォーレスの背番号は#30です.
2004年6月13日:NBAファイナルの第4試合で26得点,13リバウンドの活躍
2004年6月13日のNBAファイナルの第4試合で26得点,13リバウンドの活躍でした.
ラシード・ウォーレスの活躍で,デトロイト・ピストンズはロサンゼルス・レイカーズに88-80で勝利しました.
2004年6月17日:デトロイト・ピストンズのNBA優勝パレードでのスピーチ
2004年6月17日のデトロイト・ピストンズのNBA優勝パレードでのスピーチです.
チームメイトやファンに感謝を述べています.
2004年のNBA優勝のドキュメンタリー
2004年のNBA優勝のドキュメンタリーです.
7:56でラシード・ウォーレスはインタビューされています.
2004~2005年シーズン開始時:背番号を#30から#36に変更,昨シーズンにNBA優勝したチームメイトに世界ヘビー級王座のチャンピオンベルトのレプリカをプレゼント
2004~2005年シーズン開始時に背番号を#30から#36に変更しました.
また,昨シーズンにNBA優勝したチームメイトに世界ヘビー級王座のチャンピオンベルトのレプリカをプレゼントしました.
面白い優勝プレゼントですね!
2005年6月6日:NBAイースタン・カンファレンス・ファイナルの第7戦で20得点の活躍
2005年6月6日のNBAイースタン・カンファレンス・ファイナルの第7戦で20得点の活躍でした.
ラシード・ウォーレスの活躍で,デトロイト・ピストンズはマイアミ・ヒートに88-82で勝利し,NBAファイナルに進みました.
2007年3月26日:デンバー・ナゲッツ戦で60フィートの同点ブザービーター3Pを決めてオーバータイムに突入
2007年3月26日のデンバー・ナゲッツ戦で,ラシード・ウォーレスは60フィート(約18.288m)の同点ブザービーター3Pを決めてオーバータイムに突入しました.
オーバータイムの末,デトロイト・ピストンズはデンバー・ナゲッツに113-109で勝利しました.
ラシード・ウォーレスは22得点,9リバウンドの活躍でした.
2007年5月24日:イースタン・カンファレンス・ファイナルの第2戦でウイニングショット
2007年5月24日のイースタン・カンファレンス・ファイナルのクリーブランド・キャバリアーズとの第2戦で,第4Q残り24.3秒で75-76と1点差でリードされている時,ウイニングショットを決めて77-76で逆転しました.
ラシード・ウォーレスのウイニングショットで,デトロイト・ピストンズはクリーブランド・キャバリアーズに79-76で勝利しました.
2008~2009年シーズンの開始時:背番号を#36から#30に変更
2008~2009年シーズンの開始時に背番号を#36から#30に変更しました.
この理由は,ラシード・ウォーレスとチームメイトの運勢を変えるためだと思われます.
※2004年のNBA優勝時の背番号は#30です.
2008年11月14日:ロサンゼルス・レイカーズ戦で25得点の活躍
2008年11月14日のロサンゼルス・レイカーズ戦で25得点の活躍でした.(チームメイトのアレン・アイバーソンも同じく25得点の活躍でした.)
ラシード・ウォーレスの活躍で,デトロイト・ピストンズはロサンゼルス・レイカーズに106-95で勝利しました.
※動画を観るとラシード・ウォーレスの背番号が#30になっていることがわかります.
2009~2010年:ボストン・セルティックス時代の活躍
2009~2010年のボストン・セルティックス時代の活躍を紹介していきます.
ラシード・ウォーレスの背番号は#30です.
2010年6月17日:NBAファイナルの第7戦でスターティング5として出場し,11得点の活躍
2010年6月17日のNBAファイナルの第7戦でラシード・ウォーレスはスターティング5として出場し,11得点の活躍でした.
ボストン・セルティックスはロサンゼルス・レイカーズに79-83で惜敗し,NBA優勝はなりませんでした.
第4Qの残り1分23秒で3Pを決めて,73-76の3点差に追い上げました(8:32).
2010年8月10日:NBAの1度目の引退
ラシード・ウォーレスは,2010年8月10日にNBAの1度目の引退を表明しました.
※2010年6月25日に引退を示唆していました.
2012~2013年:ニューヨーク・ニックス時代の活躍
2012~2013年のニューヨーク・ニックス時代の活躍を紹介していきます.
ラシード・ウォーレスの背番号は#36です.
2013年4月15日:現役最後のシャーロット・ボブキャッツ戦で2得点の活躍
2013年4月15日の現役最後のシャーロット・ボブキャッツ戦で2得点の活躍でした.
現役最後の得点シーンは0:31で観られますので是非!
2013年4月17日:NBAの2度目の引退
2013年4月17日にNBAの2度目の引退をしました.
左足の怪我が原因とのことです.
ラシード・ウォーレスのコーチ時代の活躍
ラシード・ウォーレスのコーチ時代の活躍を紹介していきます.
- 2013~2014年:デトロイト・ピストンズのアシスタントコーチ
- 2019~2021年:チャールズ E. ジョーダン高校のコーチ
- 2021年:メンフィス大学のアシスタントコーチ
メンフィス大学では,UNCの先輩のラリー・ブラウンも同じアシスタントコーチです.
また,ラリー・ブラウンは,ラシード・ウォーレスがデトロイト・ピストンズで2004年に優勝した時のコーチでもあります.
つまり,ラシード・ウォーレスとラリー・ブラウンは,UNCの後輩と先輩,デトロイト・ピストンズの選手とコーチ,メンフィス大学で同じアシスタントコーチという縁があります.
今後は,ラシード・ウォーレスのメンフィス大学のアシスタントコーチとしての活躍に期待ですね.
UNCと対戦する試合以外は応援します!
ラリー・ブラウンを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
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ラリー・ブラウン:UNC出身の名ポイント・ガード&名コーチ
こういった私が解説していきます. 目次1 ラリー・ブラウン2 ラリー・ブラウンの大学時代の活躍2.1 大学時代のプレイ動画3 ラリー・ブラウンのアメリカ代表時代の選手としての活躍4 ラリー・ブラウンの ...
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まとめ
NBAレギュラーシーズンで最多41回のテクニカルファウル記録を持つ選手「ラシード・ウォーレス」を紹介しました.
ラシード・ウォーレスの名言「Ball Don't Lie!」を是非覚えましょう!
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