イーサリアムを教えて!
こういった悩みにお答えします.
仮想通貨を取引したいあなたは,まずは国内取引所のCoincheckを開設しましょう!
Coincheckが扱っていない仮想通貨を取引したい場合や低い手数料で取引したい場合は,海外取引所を開設する必要があります.
しかし,海外取引所は日本円が使えないので,国内取引所から仮想通貨を送る必要があります.
そこで,以下のおすすめの仮想通貨取引所(主に海外)で開設して,Coincheckからビットコインやイーサリアムを送りましょう!
目次
イーサリアム(Ethereum)とは
イーサリアム(Ethereum)とは,分散型アプリケーション(非中央集権型アプリケーション)のためのパブリック型のブロックチェーン基盤です.
イーサリアムは,2013年にカナダのウォータールー大学でコンピュータサイエンスを専攻する学生だったヴィタリック・ブテリンにより開発されました.
ウォータールー大学は,2021年の世界学術ランキングのコンピュータサイエンス分野で51~75位の名門校です(東京大学は101~150位).
ヴィタリック・ブテリンは,2017年にブルームバーグ社の「世界に一番影響力を与えた人物50人」,2018年にフォーブス誌の「30アンダー30」に選ばれています.
イーサリアムはGo言語で実装されていて,GitHubにオープンソースで公開されています.
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$ git clone https://github.com/ethereum/go-ethereum |
イーサリアムのライセンスは以下のようになります.
- GNU Lesser General Public License Version 3(LGPLv3):cmdディレクトリ以外の全てのコード
- GPL Version 3:cmdディレクトリ内の全てのコード
Go言語を学びたいあなたはこちらからどうぞ.
イーサリアムのブロックチェーンでは,マークルパトリシア木をデータ構造として利用します.
マークルパトリシア木を知りたいあなたはこちらからどうぞ.
イーサリアムはC言語の暗号ライブラリlibsecp256k1(go-ethereum/crypto/secp256k1/libsecp256k1/)を利用しています.
libsecp256k1を含むC言語の暗号ライブラリを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
イーサリアムのブロックチェーン基盤は2015年から現在まで開発されています(詳細はこちら).
イーサリアムは,「ホワイトペーパー」(白書)と呼ばれる概念やトランザクション,採掘(マイニング),証明書発行のシステム,手数料等を説明している資料があります.
- 英語:Ethereum Whitepaper
- 日本語:Ethereum白書
- 日本語の略解:イーサリアムホワイトペーパー略解
また,イーサリアムは,「イエローペーパー」(黄書)と呼ばれる正式な仕様により定義されています.
イエローペーパーと呼ばれる理由は,イーサリアムの仕様書「ETHEREUM: A SECURE DECENTRALISED GENERALISED TRANSACTION LEDGER」の背景が黄色いからです.
イエローペーパーに興味があるあなたは,こちらからダウンロードして読みましょう!
イーサリアムの解説は,こちらの動画がわかりやすいです.
2018年3月29日にヴィタリック・ブテリンが来日し,東京大学の本郷キャンパスで講演しました.
2021年9月28日の時価総額は,ビットコインは約90兆円(第1位),イーサリアムは約40兆円(第2位)です.
つまり,イーサリアムはビットコインのような仮想通貨の基軸通貨としての位置づけになります.
ビットコインが米国ドル,イーサリアムがユーロのような感じです.(または金と銀に例えられています.)
ビットコインを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
イーサリアムの買い方
イーサリアムの買い方を紹介します.
イーサリアムはビットコインと同様に暗号資産(仮想通貨)としての側面を持ちますので,仮想通貨取引所で取引できます(取引できる仮想通貨取引所はこちら).
また,イーサリアムから派生(フォーク)した仮想通貨として以下が挙げられます.
- Ethereum Classic(ETC):イーサリアムクラシック(The DAO事件によるハードフォークで誕生)
- ETHPoW(ETHW):PoWの旧イーサリアム
イーサリアムは多くの取引所で取引できますので,おすすめの仮想通貨取引所で開設しましょう!
イーサリアムの特徴「スマートコントラクト」
イーサリアムの特徴は,スマートコントラクトに対応していることです.
スマートコントラクトとは,契約や合意の条件に従って,法的に関連するイベントやアクションを自動的に実行,制御,文書化することを目的としたコンピュータプログラムまたは取引プロトコルのことです.
スマートコントラクトの目的は以下になります.
- 信頼できる仲介者の必要性
- 仲裁や執行のコスト
- 不正行為の損失
- 悪意のある例外や偶発的な例外の削減
スマートコントラクトを利用したブロックチェーンで取引を記録することで,取引の改ざんが非常に困難になります.
イーサリアムが最初にスマートコントラクトを実装したため,スマートコントラクトのパイオニアと言えるでしょう.
イーサリアムにおけるスマートコントラクトは,SolidityやVyper呼ばれるチューリング完全型のプログラミング言語で書かれています.
※ビットコインのスマートコントラクトは,非チューリング完全型(ループ処理等が不可)になります.
SolidityやVyperは,イーサリアム仮想マシン(EVM:Ethereum Virtual Machine)で低レベルのバイトコードにコンパイルされて,実行されます.
EVMは,いわゆるJava仮想マシン(JVM:Java Virtual Machine)のイーサリアム版です.
イーサリアムでスマートコントラクトを記述できるプログラミング言語SolidityやVyperを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
イーサリアムの非代替性トークン(NFT:Non-Fungible Tokens)
イーサリアムの非代替性トークン(NFT:Non-Fungible Tokens)を紹介します.
NFTとは,デジタル世界で所有権(ハンコ,サイン,証明書,シリアルナンバーに相当するもの)を記録することができる仕組みです.
※いわゆるお金(日本円,米ドル,ユーロ等)や仮想通貨(ビットコイン,イーサリアム)が代替性トークン(FT:Funsible Token)に相当します.
NFTの起源は,イーサリアムのERC-721規格と言われています.
NFTを利用することで,様々なサービスを提供することができます.
※参考までに,イーサリアムのFTはERC-20規格で定義されています.
NFTの概念はわかりにくいので,以下の動画がおすすめです!
動画の後半に登場したメタバースを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
イーサリアムのNFTを利用したゲーム
イーサリアムのNFTを利用したゲームとして,本サイトでは以下を紹介しています.
興味があるあなたは,是非遊びましょう!
イーサリアムのNFTを売買できるマーケットプレイス
イーサリアムのNFTを売買できる多くのマーケットプレイスがあります.
※イーサリアム以外の他の仮想通貨や日本円で売買できるNFTもあります.
NFTマーケットプレイスを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
イーサリアム2.0(ETH 2.0)
次世代版イーサリアムであるイーサリアム2.0(ETH2.0)が開発されています.
2021年8月に公開されたETH2.0の紹介動画はこちらです.
ETH 2.0はいくつかのフェーズを経て段階的にリリースされています.
- ETH 2.0 Phase 0(Beacon Chain):2020年12月1日にリリース
- ETH 2.0 Phase 1(The Merge):2022年9月15日にリリース(コンセンサスアルゴリズムがProof-of-Work(PoW)からProof-of-Stake(PoS)に移行)
- ETH 2.0 Phase 2(Shapella = Shanghai + Capella):2023年4月12日にリリース(ステーキングされているイーサリアムの出金機能の実装,ガス代の削減)
PoWやPoSを含むコンセンサスアルゴリズムやブロックチェーンを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
ETH 2.0 Phase 1(The Merge)後にイーサリアムを解説する動画はこちらです.
イーサリアムのレイヤ2技術
イーサリアムは,まだまだ発展途上で,スケーラビリティやセキュリティに関する課題が多い状況です.
そこで,イーサリアムのレイヤ2技術という,イーサリアムのセキュリティ保証を継承しつつイーサリアムの課題を解決する別のブロックチェーンが提案されました.
現在,多くのイーサリアムのレイヤ2技術が提案されています.
イーサリアムのレイヤ2技術の仮想通貨を知りたいあなたはこちらからどうぞ.
まとめ
分散型アプリケーションのためのブロックチェーン基盤「イーサリアム」を紹介しました.
イーサリアムの歴史は浅いですが,これから大きく成長が期待される技術&仮想通貨です.
イーサリアムから様々な技術革新が起こりつつありますので,引き続き注目しましょう!
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