
ブロックチェーンを教えて!
こういった悩みにお答えします.
本記事の信頼性
- リアルタイムシステムの研究歴12年.
- 東大教員の時に,英語でOSの授業.
- 2012年9月~2013年8月にアメリカのノースカロライナ大学チャペルヒル校コンピュータサイエンス学部(2021年の世界大学学術ランキングで20位)で客員研究員として勤務.C言語でリアルタイムLinuxの研究開発.
- プログラミング歴15年以上,習得している言語: C/C++,Solidity/Vyper,Java,Python,Ruby,HTML/CSS/JS/PHP,MATLAB,Assembler (x64,ARM).
- 東大教員の時に,C++言語で開発した「LLVMコンパイラの拡張」,C言語で開発した独自のリアルタイムOS「Mcube Kernel」をGitHubにオープンソースとして公開.
こういった私から学べます.
目次
- 1 ブロックチェーンとは
- 2 ブロックチェーンの特徴
- 2.1 暗号化技術
- 2.2 コンセンサスアルゴリズム
- 2.2.1 Proof-of-Work(PoW)
- 2.2.2 Proof-of-Stake(PoS)
- 2.2.3 Nominated Proof-of-Stake(NPoS)
- 2.2.4 Delegated Proof-of-Stake(DPoS)
- 2.2.5 Proof-of-Authority(PoA)
- 2.2.6 Proof-of-History(PoH)
- 2.2.7 Proof-of-Weight(PoWeight)
- 2.2.8 Proof-of-Burn(PoB)
- 2.2.9 Proof-of-Activity(PoA)
- 2.2.10 Proof-of-Capacity(PoC)/ Proof-of-Space(PoS)
- 2.2.11 Proof-of-Importance(PoI)
- 2.2.12 Practical Byzantine Fault Tolerance(PBFT)
- 2.2.13 Federated Byzantine Agreement(FBA)
- 2.2.14 Delegated Byzantine Fault Tolerance(DBFT)
- 2.2.15 HotStuff:BFT Consensus in the Lens of Blockchain
- 2.3 Peer to Peer(P2P)
- 2.4 分散型台帳(DLT:Distributed Ledger Technology)
- 3 まとめ
ブロックチェーンとは
ブロックチェーンとは,一意なブロックの連結リスト(チェーン)の形をしたデータ構造です.
ブロックチェーンを学ぶためには,こちらの動画がおすすめです.
動画で紹介している「WHY BLOCKCHAIN なぜ,ブロックチェーンなのか?」を読みたいあなたはこちらからどうぞ.
ブロックチェーンの各ブロックはトランザクションのリストを持ち,1つ前のブロックを指します.
つまり,ブロックチェーンのデータ構造は,単方向リストのようなものです.
C言語で単方向リストを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
-
-
【C言語】連結リストとは【片方向リスト,双方向リスト,双方向循環リスト】
こういった悩みにお答えします. こういった私から学べます. 目次1 連結リスト2 C言語のリスト2.1 片方向リスト2.2 双方向リスト2.3 双方向循環リスト3 リストの実例:Linuxカーネル3. ...
続きを見る
ブロックチェーンの特徴
ブロックチェーンの特徴を紹介します.
- 暗号化技術
- コンセンサスアルゴリズム
- Peer to Peer(P2P)
- 分散型台帳(DLT:Distributed Ledger Technology)
暗号化技術
ブロックチェーンで利用される暗号化技術は,公開鍵暗号です.
公開鍵暗号は,暗号化と復号に別個の鍵(手順)を用い,暗号化の鍵を公開できるようにした暗号方式です.
公開鍵暗号で利用される鍵は公開鍵と暗号鍵(秘密鍵)と呼ばれます.
公開鍵と秘密鍵はランダムな英数字の文字列となります.
公開鍵暗号は,以下の動画がわかりやすいです.
ブロックチェーンでは,秘密鍵を複数の英単語の並びに変換したシードフレーズ(リカバリーフレーズ)があります.
シードフレーズ(リカバリーフレーズ)から秘密鍵を生成できますので,取り扱いには注意しましょう!
シードフレーズや秘密鍵の管理方法は,こちらの動画で学べます.
動画で紹介されたハードウェアウォレットを知りたいあなたはこちらからどうぞ.
-
-
おすすめの仮想通貨のハードウェアウォレットとソフトウェアウォレット
こういった悩みにお答えします. 目次1 おすすめの仮想通貨のハードウェアウォレットとソフトウェアウォレット2 おすすめのハードウェアウォレット2.1 Ledger(レジャー)2.2 Trezor(トレ ...
続きを見る
コンセンサスアルゴリズム
コンセンサスアルゴリズムは,ブロックチェーンを更新する際に合意を取るアルゴリズムです.
コンセンサスアルゴリズムの例として,以下が挙げられます.
- Proof-of-Work(PoW)
- Proof-of-Stake(PoS)
- Nominated Proof-of-Stake(NPoS)
- Delegated-Proof-of Stake(DPoS)
- Proof-of-Authority(PoA)
- Proof-of-History(PoH)
- Proof-of-Weight(PoWeight)
- Proof-of-Burn(PoB)
- Proof-of-Activity(PoA)
- Proof-of-Capacity(PoC)/ Proof-of-Space(PoS)
- Proof-of-Importance(PoI)
- Practical Byzantine Fault Tolerance(PBFT)
- Federated Byzantine Agreement(FBA)
- Delegated Byzantine Fault Tolerance(DBFT)
- HotStuff:BFT Consensus in the Lens of Blockchain
コンセンサスアルゴリズムを学びたいあなたは,以下の動画を観ましょう!
Proof-of-Work(PoW)
Proof-of-Stake(PoS)
Nominated Proof-of-Stake(NPoS)
Delegated Proof-of-Stake(DPoS)
Proof-of-Authority(PoA)
Proof-of-History(PoH)
Proof-of-Weight(PoWeight)
以下の動画の6:12からPoWeightの解説.
Proof-of-Burn(PoB)
Proof-of-Activity(PoA)
Proof-of-Capacity(PoC)/ Proof-of-Space(PoS)
Proof-of-Importance(PoI)
PoIとPoS+の解説動画.
Practical Byzantine Fault Tolerance(PBFT)
Federated Byzantine Agreement(FBA)
Delegated Byzantine Fault Tolerance(DBFT)
HotStuff:BFT Consensus in the Lens of Blockchain
Peer to Peer(P2P)
Peer to Peer(P2P)は,複数のコンピューター間で通信を行う際のアーキテクチャのひとつで,対等の者同士が通信をすることを特徴とする通信方式です.
ブロックチェーンはP2Pを利用して実現されています.
P2Pはブロックチェーン初の技術ではなく,結構昔から利用されています.
例えば,2002年にP2Pのファイル共有ソフトのWinnyが開発され,広く利用されていました.
P2Pを学びたいあなたは,こちらの動画を観ましょう!
分散型台帳(DLT:Distributed Ledger Technology)
分散型台帳(DLT:Distributed Ledger Technology)は,地理的に異なる複数の地域や国で複製,共有,同期されるよう合意されたデジタルのデータベースです.
MySQL等の中央集権型のデータベースとは異なり,分散型台帳は中央管理者は存在しないことが特徴です.
分散型台帳のノード毎にまたがるデータ複製を実行するために,P2Pのネットワークと合意を取るコンセンサスアルゴリズムが必要となります.
また,分散型台帳の例はブロックチェーンシステムであり,パブリック型(ビットコイン,イーサリアム等)とプライベート型(Hyperledger Fabric等)があります.
分散型台帳を学びたいあなたは,こちらの動画を観ましょう!
まとめ
ブロックチェーンとその特徴である暗号化技術,コンセンサスアルゴリズム,P2P,分散型台帳を紹介しました.
ブロックチェーンの概念を理解して,仮想通貨を楽しみましょう!
仮想通貨を詳しく知りたいあなたは,ビットコインやイーサリアムの記事を読みましょう!
-
-
ビットコイン(Bitcoin)とは【買い方】【仮想通貨のパイオニア】
こういった悩みにお答えします. 目次1 ビットコイン(Bitcoin)2 ビットコインの買い方3 ビットコインを法定通貨にした国3.1 ビットコインを法定通貨にしたエルサルバドル共和国に関する動画3. ...
続きを見る
-
-
元東大教員/アメリカ企業CEO兼CTOから学ぶイーサリアム(Ethereum)
こういった私から学べます. 元東大教員/アメリカ企業CEO兼CTOの私が,イーサリアム(Ethereum)について解説します. イーサリアムで取引,NFTの売買,ゲーム,プログラミングをしたいあなたに ...
続きを見る
仮想通貨を取引したいあなたは,まずは国内取引所のCoincheckを開設しましょう!
Coincheckが扱っていない仮想通貨を取引したい場合や低い手数料で取引したい場合は,海外取引所を開設する必要があります.
しかし,海外取引所は日本円が使えないので,国内取引所から仮想通貨を送る必要があります.
そこで,以下のおすすめの仮想通貨取引所(主に海外)で開設して,Coincheckからビットコインやイーサリアムを送りましょう!