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元東大教員が語るブログネタと研究ネタに困らなくなる方法

トップブロガーのヒトデさんのYouTube動画「【ブログネタが無い人へ】記事ネタに二度と困らなくなる方法を教えます【もうネタ切れしない!】」が,私が研究者として活動していた時の研究ネタに二度と困らなくなる方法に似ているので,元東大教員の立場から語ります.

ブログネタに困っているブロガーや研究ネタに困っている研究者におすすめです.

ブログのネタ不足はこの2つでほぼ解決する

ヒトデさんの動画の1:12から以下の2つを解説しています.

・ インプットを増やす

・ コンセプトを明確にする

https://www.youtube.com/watch?v=sGzf-zYazoU&t=72s

この2つを研究と比較すると,以下の表になります.

ネタ不足を解決する方法ブログ研究
インプットを増やす自分のテーマに関連する本の読書.
自分のテーマに関する資格の勉強.
自分のテーマに関連する本や論文の読書(関連研究のサーベイ).
自分のテーマに関する資格(例:情報処理技術者試験)の勉強.
コンセプトを明確にするどんな人に,何を伝えて,どうなってほしいのか.論文の投稿では,査読者に,自分の研究成果の良さを伝えて,採択してもらう.
講演では,聴衆に,自分の研究成果を伝えて,興味をもってもらう.

インプットを増やす

ヒトデさんの動画では,自分のブログのテーマに関する本や論文の読書で,「1冊や2冊じゃなくて,10冊とか一気にまとめて読むのがおすすめ」と解説していますが,研究テーマも同様です.

自分の研究テーマに関連する本や論文の読書をすれば,同じような説明や同じ論文を引用していたりするので,研究テーマの全体像を俯瞰的に見ることができるようになります.

一定以上のインプットがあれば,ブログや研究のネタを自然に思いつくことができるようになります.

「本を読んだこと」事態がブログネタになるとのことですが,まとめ記事のことですね.

論文でいうとサーベイ論文ですが,研究だと研究分野の第一人者しかサーベイ論文を書くことが暗黙的に許されませんね...

ブログと論文の違いを知りたいあなたはこちらからどうぞ.

「実際に資格を取ることで権威性も得られる」とのことですが,マナブさんのブログの書き方の「4. 実績を利用する(難易度: ★★★☆☆)」と同様ですね.

マナブさんの「ブログ記事の書き方講座」と研究の比較を知りたいあなたはこちらからどうぞ.

「これらの事が苦にならない分野を選べると良いですね」とのことですが,まさに研究も苦にならない分野(自分が好きな分野)を選んで活動すると良いですね.

実際,好きな研究分野でないと続けられませんからね.

私はリアルタイムシステムという研究分野は2008年から2019年まで12年続けました.

論文を書いたり学会で講演をしたりしているわけではないですが,こちらのブログやYouTubeで発信しています.

なので,発表の仕方が変わっただけで,リアルタイムシステムの研究は(ある意味で)続けている感じですね.

コンセプトを明確にする

コンセプトを明確にすることは,研究を進める上で非常に重要です.

私の研究テーマであるリアルタイムシステムや自分の研究成果で伝えたいことがたくさんあります.

こういう方法を取ってみたら,すごく良い成果になった,新しい概念や考え方を発見した等です.

むしろ自分の興味のある好きなテーマだと伝えたいことがありすぎて,時間がなくなって困る状態でしたね.

逆に書くことがないという事は,「自分のサイトは,その分野に関してはもう書くことがない!完璧だ!」「このサイトを見れば,この対象ユーザーは一切悩まないし,全て解決する!」と言っているのと同じ意味になるとのことですが,

ヒトデさんは「そんなわけなくない?」「つまり,驕りです」と言っています.

元東大教員の立場から見ても,まさにその通りです.

その研究分野で完璧になることは基本的にはないです.

もしその研究分野や研究成果が完璧ならば,その研究分野は終わりを迎えたと同じ意味になります.

つまり,「これ以上研究しても良い成果が出ないので,やる意味ないよね!」ということになります.驕りですね!

教科書に答えがない,誰も答えを知らないからこそ研究する(挑戦する)価値がありますし,そもそも答えがわかっているなら研究する価値はないです!

その他のブログネタを探す方法4選

6:19から,その他のブログネタを探す方法4選を解説していますので,研究と比較していきます.

・ 関連キーワード取得ツールを見てみる

・ 他の人のブログを見る

・ あなたの最近「買ってよかった物」は?

・ あらゆることを「記事ネタになるか?」という視点で見る

https://www.youtube.com/watch?v=sGzf-zYazoU&t=379s

関連キーワード取得ツールを見てみる

研究の場合だと論文を探す時にGoogle ScholarIEEE XploreACM Digital Libraryで検索するのと似ていますね.

ただ,これらの検索で引っかかった論文はあまり質が高くないです.

私はトップレベルの国際会議や,その併設ワークショップの論文のタイトルとアブストを一通り眺めてみてピンときたものがあれば読む流れです.

もしくは,指導教官や研究室の先輩に聞いておすすめの論文を紹介してもらうとかですね.

体感ですが,こちらの方が自分に役に立つ論文に出会える確率は高いので,ブログと比較して研究だとアナログ感がありますね.

他の人のブログを見る

他の人の論文を読んで,研究ネタを考えるのと同じですね.

特に競合サイト(同じ研究テーマの研究者の論文)や検索上位サイト(論文の引用数が多い論文)がヒントの固まりとのことですが,まさに答えですね!

もちろんコピペはNGですので,きちんと引用する等,ブログや研究のルールを守って書きましょう!

あなたの最近「買ってよかった物」は?

研究に必要な機材を購入するために,業者や値段を調査して購入することと似ていますね.

ブログだと買うための比較検討に重きを置きますが,研究だと買ったものをいかに効率よく使って自分の研究を進めることが重要です.

私見ですが,「買ってよかった物」は,研究ネタとはあまり合わないと思いました.

あらゆることを「記事ネタになるか?」という視点で見る

ヒトデさんは,日々ネットでよく見る記事や,バズっているツイート,話題のニュース,日常での会話,普段の生活のちょっとした悩み等,日々の生活のすべてをブログや研究に応用できないかと考えることが大事と言っています.

研究の例だと,ニュートンはりんごが木から落ちてくるのを見て万有引力の法則を思いついたというのは有名な話です.

アイデアは自分の身近にあることはみんな知っていますが,そのアイデアに気付けることが重要ですね.

日々の生活のあらゆる情報や出来事をブログや研究に応用する癖をつけましょう!

まとめ

ヒトデさんのYouTube動画から,元東大教員が語るブログネタと研究ネタに困らなくなる方法を解説しました.

これまでの語りを踏まえると,ブログも研究もネタを日々の生活で考え続けるという点が本質的に同様なことがわかります.

私は,これまでの研究ネタを考え続けた経験を踏まえて,ブログネタを考え続けます.

読者に有益な情報を届け続けるので,続編を楽しみにして下さい.

トップブロガーのヒトデさんが,「本当の自由を手に入れるお金の大学」の執筆に携わっています.

お金に困らなくなり,本当の自由を手に入れたい方におすすめです.


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