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2021年のNBA優勝はミルウォーキー・バックス

2021年7月22日

本記事の信頼性

  • 2012年9月~2013年8月にマイケル・ジョーダンの母校「ノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC)」で客員研究員として働いた経験があり,アメリカの大学バスケ(NCAA)やNBAに詳しい
  • 2020年1月~現在はアメリカのノースカロライナ州チャペルヒル(UNCがある町)にあるGuarantee Happiness LLCでCTO,2022年6月~現在はアメリカのノースカロライナ州チャペルヒルにあるJapanese Tar Heel, Inc.のCEO兼CTOとして働いているので,アメリカの最新のバスケに詳しい
  • マイケル・ジョーダンに関する記事を50本以上,ノースカロライナ州やUNCに関する記事を200本以上執筆.
  • 中高はバスケ部で,中学は千葉県ベスト8,高校は千葉県ベスト16.UNCの学生やノースカロライナ州の地元の方と一緒にアメリカのバスケの経験あり

こういった私が解説していきます.

2021年のNBA優勝はミルウォーキー・バックスに決まりました!

https://twitter.com/HChishiro/status/1417692209969655808?s=20

NBAファイナルのMVPはヤニス・アデトクンボです!

https://twitter.com/HChishiro/status/1417699978122727432

ミルウォーキー・バックスのNBAプレーオフからファイナルまでの戦いを振り返ってみましょう!

目次

NBAイースタンカンファレンス1回戦:ミルウォーキー・バックス vs. マイアミ・ヒート

第1戦:バックス109-107 ヒート

バックスはヒートにオーバータイムの末,109-107で勝利しました.

オーバータイムの残り0.5秒で107-107の同点の時,バックスのクリス・ミドルトンが決勝ジャンパーのウイニングショットを決めて109-107で勝利しました.

第2戦:バックス 132-98 ヒート

バックスはヒートに132-98で快勝しました.

第1Qで46-20と26点差のリードを奪い,そのままリードを維持しながら試合をクローズしました.

第3戦:バックス 113-84 ヒート

バックスはヒートに113-84で勝利しました.

強すぎですね...3連勝です!

第4戦:バックス 120-103 ヒート

バックスはヒートに120-103で勝利し,4連勝でシリーズをスイープしました.

前半終了時はバックスがヒートに57-64と7点リードされていましたが,第3Qに逆転し,第4Qで突き放して120-103で快勝しました.

バックスは昨年のプレーオフでの雪辱を果たしました!

NBAイースタンカンファレンス準決勝:ミルウォーキー・バックス vs. ブルックリン・ネッツ

第1戦:バックス 107-115 ネッツ

バックスはネッツに107-115で敗戦しました.

バックスのヤニス・アデトクンボは,34得点,11リバウンドの活躍でした.

これに対して,ネッツのケビン・デュラントは,29得点,10リバウンドの活躍でした.

ネッツのジェームズ・ハーデンが怪我で途中離脱しました.今年のNBAは怪我人が多いですね...

第2戦:バックス 86-125 ネッツ

バックスはネッツに86-125で敗戦しました.2連敗です.

ネッツにゲームを支配されました.

第3戦:バックス 86-83 ネッツ

バックスはネッツに86-83で勝利しました.

バックスのクリス・ミドルトンが35得点,15リバウンドの活躍でした.

ネッツのケビン・デュラントが第4Qのブザービーターで同点を狙った3Pが惜しくも外れました.

バックスはシリーズ初勝利です.

第4戦:バックス 107-96 ネッツ

バックスはネッツに107-96で勝利し,シリーズを2勝2敗のタイにしました.

ヤニス・アデトクンボは34得点,12リバウンドの活躍でした.

ネッツのカイリー・アービングがシュートの着地時にヤニス・アデトクンボと接触して右足を怪我しました.心配ですね...

第5戦:バックス 108-114 ネッツ

バックスがネッツに108-114で敗戦しました.

ネッツのケビン・デュラントが49得点,17リバウンド,10アシストのトリプルダブルの活躍でした.

ネッツのジェームズ・ハーデンが右足の怪我から復帰しました!シュートが本調子ではなく5得点でしたが,8アシストでチームの勝利に貢献しました.

バックスは2勝3敗と後がない状況になりました.

第6戦:バックス 104-89 ネッツ

バックスがネッツに104-89で勝利しました.

バックスのクリス・ミドルトンは38得点,10リバウンド,5アシスト,5スティール,ヤニス・アデトクンボは30得点,17リバウンドの活躍でした.

バックスは3勝3敗のタイに持ち込み,次の第7戦で雌雄を決する戦いになります.

第7戦:バックス 115-111 ネッツ

バックスがネッツにオーバータイムの末115-111で勝利しました.

第4Qの残り1.0秒でネッツがバックスに107-109と2点差を追う状況で,ケビン・デュラント決めたシュートが3Pだったらネッツがバックスに110-109で逆転勝利でした.

しかし,3Pラインを少し踏んでいたため109-109の同点でオーバータイムに突入しました.

オーバータイムの残り約3.0秒でネッツが111-113で2点差を追う状況でもう一度似た状況になりました.

ケビン・デュラントが3Pを決めたら114-113で逆転勝利でしたが,力尽きたのかエアボールになりました.

最終的にはネッツがバックスに115-111で勝利し,死闘を制しました.

バックスのヤニス・アデトクンボは40得点,13リバウンド,5アシスト,ネッツのケビン・デュラントは48得点,9リバウンド,5スティールの活躍でした.

ネッツのケビン・デュラントは48得点,9リバウンド,6アシストの活躍でした.

NBAイースタンカンファレンス決勝:ミルウォーキー・バックス vs. アトランタ・ホークス

第1戦:バックス 113-116 ホークス

バックスはホークスに113-116で敗戦しました.

ホークスのトレイ・ヤングはキャリアハイ48得点の活躍でした.

バックスは今年のプレーオフでホーム初黒星です.

第2戦:バックス 125-91 ホークス

バックスはホークスに125-91で勝利しました.

34点差の圧勝で前の試合の借りを返して1勝1敗のタイに戻しました.

バックスのヤニス・アデトクンボは25得点,9リバウンド,6アシストの活躍でした.

ホークスのクリント・カペラのブロックを回避するために,ヤニス・アデトクンボが放ったロールターンからのフィンガーロールのレイアップ(ダブルクラッチ)は必見です!(動画の冒頭)

第3戦:バックス 113-102 ホークス

バックスはホークスに113-102で勝利しました.

バックスのクリス・ミドルトンは38得点(第4Qに20得点),11リバウンド,7アシスト,ヤニス・アデトクンボは33得点,11リバウンド,4アシストの活躍でした.

ホークスのトレイ・ヤングが第3Qの残り29.3秒に審判の足を踏んで右足を負傷しました.大事でないことを祈ります.

第4戦:バックス 88-110 ホークス

バックスがホークスに88-110で敗戦しました.

バックスのヤニス・アデトクンボが第3Qの残り7分14秒にホークスのクリント・カペラのシュートを止めようとして衝突し,左ひざを負傷しました.

ホークスのトレイ・ヤングも負傷で両チームのエースが出場できない状況でしたが,バックスはホークスに88-110で敗戦し,シリーズは2勝2敗のタイになりました.

ベンチのトレイ・ヤングのリアクションやパフォーマンスがとても面白いので是非観ましょう!

第5戦:バックス 123-112 ホークス

バックスがホークスに123-112で勝利しました.

バックスのヤニス・アデトクンボが欠場の中,ブルック・ロペスが33得点(キャリアハイ),17リバウンド,4ブロックの活躍でした.

まさにヤニス・アデトクンボが乗り移ったような鬼神の如きプレイでした.

ホークスのトレイ・ヤングは引き続き欠場でした.

第6戦:バックス 118-107 ホークス

バックスがホークスに118-107で勝利しました.

バックスのクリス・ミドルトンが32得点,7アシスト,3スティール,ドリュー・ホリデーが27得点,9リバウンド,9アシスト,4スティールの活躍でした.

バックスのヤニス・アデトクンボが欠場でしたが,バックスがホークスのチーム力を上回りました.

ホークスのトレイ・ヤングは復帰しましたが,本調子ではなく14得点,4リバウンド,9アシストでした.

NBAファイナル:ミルウォーキー・バックス vs. フェニックス・サンズ

第1戦:バックス 105-118 サンズ

バックスはサンズに105-118で敗戦しました.

サンズのクリス・ポールは32得点,9アシスト,デビン・ブッカーは27得点,9アシスト,ディアンドレ・エイトンは22得点,19リバウンドの活躍でした.

2016年NBAファイナルのレブロン・ジェームズのようなヤニス・アデトクンボのThe Blockは必見です(1:02).

第2戦:バックス 108-118 サンズ

バックスはサンズに108-118で敗戦しました.

サンズのデビン・ブッカーは31得点,5リバウンド,6アシストの活躍でした.

バックスは2連敗です.

第3戦:バックス 120-100 サンズ

バックスはサンズに120-100で勝利しました.

バックスのヤニス・アデトクンボは41得点,13リバウンド,6アシストの活躍でした.

バックスは3連敗を阻止し,シリーズは1勝2敗になりました.

サンズのキャメロン・ジョンソンのポスターダンクは必見です(1:06).

キャメロン・ジョンソンを知りたいあなたはこちらからどうぞ.

第4戦:バックス 109-103 サンズ

バックスはサンズに109-103で勝利しました.

バックスにクリス・ミドルトンは40得点,6リバウンド,4アシスト,ヤニス・アデトクンボは26得点,14リバウンド,8アシストの活躍でした.

ヤニス・アデトクンボの第4Q残り1分16秒のウイニングブロック(The Block II)は必見です(2:37).

バックスが1971年にNBA優勝したチームのカリーム・アブドゥル=ジャバーオスカー・ロバートソンが観戦している中で勝利できました.

第5戦:バックス 123-119 サンズ

バックスはサンズに123-119で勝利しました.

第4Qの残り19秒でバックスのドリュー・ホリデーがサンズのデビン・ブッカーからのスティールと,ヤニス・アデトクンボへのアリウープダンクが勝利を決めました(3:26).

バックスのヤニス・アデトクンボは32得点,9リバウンド,6アシストの活躍でした.

レブロン・ジェームズが親友のクリス・ポール(サンズ)の応援に来ていましたが,サンズは惜しくも敗戦しました.

第6戦:バックス 105-98 サンズ

バックスはサンズに105-98で勝利し,NBAを優勝しました.

バックスのヤニス・アデトクンボは50得点(キャリアハイ),14リバウンド,5ブロックの活躍でした.

ヤニス・アデトクンボは,NBAファイナルで40得点,10リバウンド,5ブロック以上を記録した初めての選手になりました.

ミルウォーキー・バックスの優勝

ミルウォーキー・バックスの優勝について紹介していきます.

ヤニス・アデトクンボ,マイケル・ジョーダン,アキーム・オラジュワンの関係

ヤニス・アデトクンボは,マイケル・ジョーダンと同じく以下の賞を受賞した3人目の選手になりました.

  • NBA MVP
  • NBAファイナルMVP
  • NBAオールスターゲームMVP
  • 最優秀守備選手賞

ヤニス・アデトクンボは,マイケル・ジョーダン,アキーム・オラジュワンと同じくNBA MVP,NBAファイナルMVP,年間最優秀守備選手賞を受賞したNBA史上3人目の選手になりました.

ヤニス・アデトクンボはNBAの偉大なレジェント達に近づきましたね.

マイケル・ジョーダンのNBA時代の活躍を知りたいあなたはこちらからどうぞ.

ヤニス・アデトクンボのNBAファイナル第6戦の50得点のお祝い

ヤニス・アデトクンボがNBAファイナル第6戦の50得点のお祝いで,「チックフィレイ」のドライブスルーでナゲッツを50個とラージサイズのドリンク(スプライトとレモネードを半分ずつミックス,氷なし)を注文しました.

https://twitter.com/usatodaynba/status/1417871797572231169?s=20

P・J・タッカー vs. 元ヒューストン・ロケッツのチームメイト

P・J・タッカーは,元ヒューストン・ロケッツのチームメイト4人をそれぞれ倒して優勝しました.

  • NBAイースタンカンファレンス1回戦:トレバー・アリーザ(ヒート)
  • NBAイースタンカンファレンス準決勝:ジェームズ・ハーデン(ネッツ)
  • NBAイースタンカンファレンス決勝:クリント・カペラ(ホークス)
  • NBAファイナル:クリス・ポール(サンズ)

バックスのジャスティン・ジャクソンが優勝

ノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC)出身で私と同じターヒールズのジャスティン・ジャクソンが優勝できて嬉しいです!Congratulations!

https://twitter.com/HChishiro/status/1417693114467176448?s=20

ジャスティン・ジャクソン に興味があるあなたはこちらの記事をどうぞ.

ミルウォーキー・バックスの優勝パレード

ミルウォーキー・バックスの優勝パレード の動画です.

MVP! Bucks in Six!

https://www.youtube.com/watch?v=TYYbrAR27xc

ミルウォーキー・バックスのファンによるパレードの動画です.

まとめ

2021年のNBA優勝はミルウォーキー・バックスです!

ミルウォーキー・バックスのNBAプレーオフの戦いで優勝までの試合を紹介しました.

今回のミルウォーキー・バックスの成績をまとめると以下になります.

  • ミルウォーキー・バックスは通算2回目の優勝(カリーム・アブドゥル=ジャバー率いる1971年以来50年ぶり)
  • NBAプレーオフとファイナルの成績:16勝7敗
    • vs. マイアミ・ヒート:4勝0敗
    • vs. ブルックリン・ネッツ:4勝3敗
    • vs. アトランタ・ホークス:4勝2敗
    • vs. フェニックス・サンズ:4勝2敗

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